研修等事業

Home | 農業公社の仕事 | 研修等事業

研修等事業

吉備中央町のぶどう

 吉備中央町は、平成16年10月に旧賀陽町と旧加茂川町が合併されできた町で、岡山県 の中央部に位置し、気象条件は吉備高原地帯を中心に、夏は涼しく、冬は比較的温暖な気候である。
 こうした自然環境のもと、昭和50年代後半に転作作物の一つとしてピオーネが導入され、毎年面積は増加しており、現在では約60haと県下屈指のピオーネ産地にまで成長している。

実務研修生の受入状況

 吉備中央町は、岡山県が平成5年度から実施している新規就農者研修事業(現:就農促進トータルサポート事業)に当初から積極的に取り組んでおり、現在は公益財団法人吉備中央農業公社が事業実施主体となり、同事業を活用して、実務研修生を継続的に受け入れている。これまでに36名が研修を終えて就農しており、現在は3名が実務研修中である。

(令和3年4月1日現在)

研修生の受入体制

(1) 研修ほ場の確保
  町内吉川地区にピオーネ園(27,000)を町(旧賀陽町)が整備し、公社が研修ほ場
 として管理している。
 研修ほ場は11区画あり、そのうちの4区画、面積約95aを研修圃場としており、品
 種のほとんどはピオーネで、一部にシャインマスカット、ゴルビー、安芸クイーン等
 がある。

 (2) 実務研修の実施
  実務研修は、公社指導の下で週に3~4日間を研修ほ場でぶどう栽培管理技術の習
 得に努め、残りの日数は町内の農家(体験研修受入農家など)や実務研修修了者を訪
 問して、作業の手伝いをするなど、栽培技術の向上だけでなく、地域にいち早く溶け
 込み、就農に向けた農地を確保するなどの時間にあてられている。

(3) 研修生用宿舎
  町が教員用住宅を改装し、研修生用宿舎(4戸)として整備している。